「うわああ」ってなる記憶に、手を伸ばした日

昨日、過去の感情の捉えなおしをした。
わんわん声を上げて泣いた。
 
 
 

5歳くらいのころ。
好奇心のまま動いたら、友達の持ち物をダメにしていまい、親にも謝らせる事態になったこと。

小学生のころ。
いつも一緒にいた友達が離れてしまい、私のとった行動が原因でクラスを巻き込むトラブルに発展したこと。

悲しい。恥ずかしい。怖い。消えたい。

思い出すと「うわあぁあアカン」と頭を抱えてのたうち回るような記憶。
やってしまった黒歴史。

今までは、振り払ってぎゅうぎゅう奥のほうに押し込めていた。
なかったことにしていた。
 
 
 
 
けれど今回、
そのときどんな気持ちだったの?
本当はどうして欲しかったの?

そう自分に聞いてみたら、母親に対する感情がぐわっと湧いてきた。

母から「いじわる」と言われたこと。
「あんたは友達とのもめごとが多かった」と言われたこと。

そんなつもりじゃなかったのに。
傷つけるつもりじゃなかったのに。

もっと私の気持ちを聞いてよ。
もっと私の気持ちに興味を持ってよ。

「なんでそんなことしたん?」って、
ほんまはもっと聞いてほしかった。
 
 
 
 
そんな気持ちが溢れて、ずびずび涙になって、嗚咽になった。

そして気づいた。
その声は、母親に向けていたようで、実は自分自身に向けていたってことに。

「私の気持ちをなかったことにしないで。」
「ここにいるから、もっと見て。」

そうやって手を伸ばしてる感情が、いくつもいくつもあった。

「今までごめんね。もっと聞かせて。」
そう伝えたら、泣きながらうなずいてた。喜んでた。

 
 
 
過去の感情を感じきる。
それは、自分を大切にすることだし、癒しになる。

今回捉えなおした記憶は、「うわあぁあ」と頭を抱えなくなった。
記憶の一つとしてスッと思い出せるし、振り回されなくなった。

湧いてくる感情に、綺麗も汚いもない。
どれも、ちゃんと感じていい。

思いきり泣いたあとの今日の私は、
なんにもできなかったけど、なんにも間違ってなかったと思う。