グーグルマップで気になるを店を見つけたとき。
エロ漫画サイトで気になる作品のページを開いたとき。
星評価が、ワンピースのキャラクターのように「どん！！」と出てくる。
これ、ほんとにイヤ。
第一印象で「あ、いいな！」と思っても、星評価が3.5とかだと、一瞬気持ちがしぼんでしまうから。
いやでも他人の評価になんて左右されるもんか。わたしは自分の感覚にしたがう！と、いい意味で空気を読まない主人公をイメージして体勢を立て直そうとするものの、不可逆。
最初の「いいな」を取り戻そうとしたって、それはもう評価を見る前のぷりぷりに膨らんだ気持ちではない。
いざ花開かんとしたつぼみが虫に喰われて、ぷしゅっと息を吐くようにしなびてしまっているのだから。
なぜ、自分で中身を知るより前に、他人の評価を見せつけられなきゃいかんのか。
なぜ、取ったら無敵になれるわけでもない星に振り回されなきゃいかんのか。
評価は役に立つけれど、優先順位が違うでしょう。
家電とか実用品とか、「考えて」買うものなら全然いい。
スペックが数値化できるし、使い勝手が良いなと感じるポイントは、ある程度パターン化されていると思うから。
けど本とかさ、お店とかはさ、こう、ひとりひとりの感覚に委ねるところが大きいじゃない。頭じゃなく感じるものっていうかさ。
インスピレーションでビビッと来たら、そのままの勢いで体験したい。他人の評価はその後でいい。
まずは自分の目で、身体で、心で味わいたいんだよ。