映画『ラストマイル』を観た。
火野正平さんに心をギュインとつかまれた。
火野さん・宇野祥平さん演じる運送業者の親子が話すシーン。
自分の仕事に対して、息子がグサッとくる言葉を投げてくる。
それに対する火野さんの表情がたまらなくて。
哀しみ・寂しさ・悔しさ・プライド・・・どんな名前をつけても表現しきれない、いくつもの感情を煮詰めて圧縮したようなあの数秒間。
私の目だけでなく、全身が釘付けになった。
火野さん、『ラストマイル』が遺作だったんですね。
魅力を知るのが遅すぎたかと思ったけれど、これから火野さんの出ている作品をもっと観てみたい。